職場環境は強力な福利厚生

誰しも居心地の良い空間で働きたい!

スタッフにとって、一日で最も多くの時間を過ごす場は自宅。

その次は職場でしょう。

朝8時から、夕方5時まで。

約9時間を過ごすのですから…

遅くまで残業する人は、ひょっとしたら職場が、最も長くいる場かもしれません。

 

そう考えたら、

居心地の良い職場で働けるか

居心地の悪い職場か

この差はとても大きいと思いませんか?

 

これは、私の姉の以前の職場のお話し。

札幌市内の病院で看護師として働いていたのですが、

病棟のレイアウト設計がよろしくなく、

人と人の間をすり抜けながら、ステーションと病室を行き来していたそうです。

 

ただでさえ、ストレスがかかる看護師というお仕事。

寝たきりの患者さんも多く、臭いも厳しい中、

さらに狭く圧迫感のある職場環境。。

我慢強い姉も、さすがにその環境は堪えたらしく

1年後には別の病院に転職しました。

 

極端な例な気もしますが、

実際には職場の環境が嫌で、離職というパターンは少なくありません。

□臭いがきつい

□風通しが悪い

□古くて汚い

□仕事のスペースが狭く、効率が悪い

こんな環境に1日8時間もいると、

気は滅入るし、体調も悪くなってしまいそうですよね。

そんな中、もっと頑張れ!やる気を出せ!と言っても

聞き入れられそうにありません。。

職場環境を改善して収益アップした話

一方、私が以前働いていた自動車メーカーでは、こんなケースがありました。

1フロアのだだっ広い部屋に

設計と購買のスタッフ100名ほどが働いていました。

(私もその中の一人でした)

 

その職場で働くうえで何が辛かったかって

冬は寒いし、夏は暑い!

エアコンの設定温度は、

冬場は17℃

夏場は28℃

ISO14001の関係で、環境に良いことをしないといけない…

ということで、製作所は一律で設定温度を管理されていたのです。

特に、窓際の席に座っている人は、直射日光が差し込み、

夏は特に地獄でした。

(大企業ならではの、現場を見ない施策ですよね^^;)

 

そのような過酷な環境なので…仕事の能率は下がります。

夏場は、こまめに休憩を入れ、アイスを食べたりしないと、とても乗り切れません。

 

そこで考えたのが、窓に工夫すること。

窓に遮熱のシートを貼れば、ギラギラを遮れる!

実際にやってみると、体感温度は3~5℃ぐらい下がった感じがしました。

 

数千円規模の対策でしたが、

職場環境は劇的に良くなりました。

休憩タイムも減り、仕事に集中しやすくなった私たち。

何より、熱さ、寒さによる職場ストレスが減ったのが嬉しかったです。

 

職場環境は、「当たり前」になってしまう部分。

変えよう!という声は、スタッフの側からは上がりにくいです。

ですが、少しの工夫で、心象は大きく変わります。

 

快適な職場環境をつくってもらえると、

会社は僕らのこと考えてくれているんだなぁ!!

と、印象が上がるし

 

最高の環境にできれば

私たちの職場の環境は最高!!

と、スタッフたちの誇りにもつながります。

 

一緒に場をつくる。

居心地の良い空間を提供する。

最高の福利厚生だと思いませんか?

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